 |
 |

@金属と樹脂を簡単に成型内で接着する新技術である。
A工程の短縮化・コスト削減・大量生産で大きなメリットが確立。 |
|
 |
成形時の熱で接着剤の活性を促し、接着面にあたる部分に、
その接着剤が製品分子構造内に溶け込み結合する。
その後、結晶固化となり完全一体化となる。 |
|
|
▲ページTOPに戻る |
 |
ベース:試験サンプル片(ステンレス・黄銅):オレフィン系エラストマー(TPO) |
|
各種試験サンプル片(50×25×2mm)を作製し、交わる部分(ステンレス・黄銅側接着面積12.5mm×25mm)に接着剤を塗布し、射出成形を行った。 |
|
成形終了後、完成したサンプル片を引張り試験機にかけ、強度測定を行った。 |
|
▲ページTOPに戻る |
 |
@金属面の汚れ、油分は取り除く。 |
|
A接着剤は、金属面に均等に塗布する。 |
|
B十分に自然乾燥させた後、射出成形する。 |
|
▲ページTOPに戻る |
 |
@接着剤を缶ごとよく振る。 |
|
A小分けを行う場合は、上口の狭い容器に移し変える。(揮発防止のため) |
|
B塗布前にもう一度ハケ等で接着剤を攪拌する。 |
|
C小分けした接着剤は、出来るだけ早く使い切る。 |
|
D継ぎ足しせず、都度小分けした分のみを使用する。 |
|
▲ページTOPに戻る |
 |
@接着剤を噴霧器やハケ等で金属部へ塗布する場合、塗布面が均一になるように行う。 |
 |
|
A接着剤は溶剤系であるため、作業は換気の良い場所で行う。(下床換気推奨) |
|
B接着剤塗布後は十分に乾燥させる。(常温12時間以上)未乾燥の場合、接着強度が十分に発揮されない場合有り。 |
|
C乾燥放置は、常温でホコリや塵がないところで行う。 |
|
D成形前に接着部分にホコリや塵の付着がある場合には、その部分を軽く布等で拭き取る。 |
|
E接着面には、油(手油等)が付着しないようにする。 |
|
▲ページTOPに戻る |
 |
@接着剤を塗布した金属を金型へ挿入する際、金属容積が多い場合は、金属部に樹脂熱が奪われるため、金属を事前に予備加温する。(目安:60℃) |
|
|
A金型内で、成形樹脂温度がウエルド部まで230℃を保ち、金型温度約40℃で冷却を行う。(※成形温度は、樹脂によって異なる) |
|
B保圧の設定には、十分な注意が必要。(成形接着剤は、溶融→活性→冷却の順で接着性を発現するため、過剰な保圧の設定は接着を剥がす行為となる。) |
|
C成形終了後、樹脂固化と伴い、同時に接着強度もあがる。 |
|
▲ページTOPに戻る |
 |
@成形接着終了後、接着強度があがるまでに時間を要する。 |
|
A完全密着までには、約24時間が必要。 |
|
▲ページTOPに戻る |
 |
(1)使用成形機: |
竪型電動射出成形機
JT40RELV(株式会社日本製鋼所製) |
(2)使用温調機: |
MTC−U(株式会社ハーモ製) |
(3)使用樹脂: |
TPO |
(4)使用金属: |
黄銅・ステンレス |
(3)条件: |
金型温度40℃
金属インサート後、20秒の予備過熱
成形温度230℃
冷却時間20秒 |
|
|
▲ページTOPに戻る |
 |
(1)試験方法: |
JIS K 6850 に準拠
(接着剤−剛性被着材の引張りせん断接着強さ試験方法)
 |
(2)試験片の種類 |
樹脂(50×25×2)と金属板(50×25×2)を
貼り合わせたもの(接着面積: 12.5mm×25mm)
 |
(3)試験速度: |
10mm/min |
(4)試験片状態調整の温度: |
23±2℃ |
(5)試験片状態調整の湿度: |
50±5% |
(6)試験片状態調整の時間: |
48時間以上 |
(7)試験室の温度及び湿度: |
23±2℃、50±5% |
(8)試験した試験片の数: |
n=5 |
(9)試験使用機: |
オートグラフAGS-5kND
(鞄津製作所)【使用ロードセル:5kN】 |
(10)試験機の精度: |
1等級(JIS B 7721:2002)
引張りせん断試験(引張りせん断接着強さ)
(市立産業技術支援センター調 |
|
(市立産業技術支援センター調査) |
|
▲ページTOPに戻る |
 |
試料名 |
試料番号 |
引張りせん断接着強さ(MPa) |
測定値 |
平均値 |
成形接着TPO
ステンレス |
1 |
0.31 |
0.308 |
2 |
0.31 |
3 |
0.32 |
4 |
0.30 |
5 |
0.31 |
|
 |
|
|
試料名 |
試料番号 |
引張りせん断接着強さ(MPa) |
測定値 |
平均値 |
成形接着TPO
黄銅 |
1 |
0.31 |
0.298 |
2 |
0.30 |
3 |
0.29 |
4 |
0.30 |
5 |
0.29 |
|
 |
|
|
|
▲ページTOPに戻る |
 |
今回の試料である、【金属】黄銅/ステンレス、【樹脂】TPO以外にも金属ではアルミ・純銅・リン青銅:樹脂では汎用樹脂(PP・PEetc)や汎用エンプラ(PPS・PBTetc)の組合せで金型内成形接着の試験を行います。
また、上記組み合わせ以外にもお客様のご要望により、試験及び開発を行って参ります。今後もどうぞ宜しくお願い致します。 |
|
お問合せ先:担当木下 kinoshita_hisayoshi@toyotsu-chemiplas.com
電話番号:06-6243-6335 |
|
▲ページTOPに戻る |
|